-다고 하다
〜と言っていた、〜だそうだ
動詞や形容詞の語幹に -다고 하다 をつけると、誰かが言ったことを伝えられます。「〜と言っていた」や「〜だそうだ」という意味になります。
しくみ
-다고 하다 は、誰かが言ったことを伝える(間接話法)ための基本的な文法です。引用する文の最後にある動詞や形容詞の語幹につけます。その後ろの 하다(する、言う)は、文の時制や丁寧さに合わせて変化させます。
活用ルール:
1. 動詞(現在形)
- 語幹が母音で終わる場合: +
-ㄴ다고 하다(例: 가다 → 간다고 하다) - 語幹が子音で終わる場合: +
-는다고 하다(例: 먹다 → 먹는다고 하다)
2. 形容詞 & 있다/없다
- 語幹にそのまま
-다고 하다をつけます。 - 例: 예쁘다 → 예쁘다고 하다; 작다 → 작다고 하다; 재미있다 → 재미있다고 하다
3. 名詞 (이다/아니다)
- 名詞が母音で終わる場合: +
-라고 하다(例: 의사 → 의사라고 하다) - 名詞が子音で終わる場合: +
-이라고 하다(例: 학생 → 학생이라고 하다) - 아니다 の場合:
아니라고 하다
4. 過去形 (-았/었-)
- 過去形のマーカー -았/었- の後ろに
-다고 하다をつけます。 - 例: 갔다 → 갔다고 하다; 먹었다 → 먹었다고 하다; 학생이었다 → 학생이었다고 하다
5. 未来形 (-겠- / -ㄹ 거)
-겠-の後ろに-다고 하다をつけます。(例: 가겠다 → 가겠다고 하다)- 未来形の -ㄹ 거(예요/야) の場合は、
-ㄹ 거라고 하다になります。これは-ㄹ 것이라고 하다を短くした形です。(例: 갈 것이다 → 갈 거라고 하다)
よく使われる省略形:
日常会話では、-다고 해요 はよく -대요 に省略されます。
- 온다고 해요 → 온대요 (彼が来ると言っています。)
- 예쁘다고 해요 → 예쁘대요 (彼女はきれいだそうです。)
例文 (5)
- 친구가 내일 한국에 온다고 했어요.
友達が明日韓国に来ると言っていました。
単語ごとの訳: 友達 明日 韓国に 来る 言った。
動詞の 오다(来る)は母音で終わるので、
온다고 했어요になります。 - 수진 씨는 이 영화가 아주 재미있다고 말했어요.
スジンさんは、この映画はとても面白いと言っていました。
単語ごとの訳: スジン この 映画 とても 面白い 言った。
形容詞の 재미있다(面白い)にはそのまま
-다고をつけて、재미있다고 말했어요になります。 - 제 동생은 자기가 의사라고 항상 이야기해요.
弟(妹)はいつも、自分は医者だと言っています。
単語ごとの訳: 弟(妹) 自分 医者 いつも 言う。
名詞の 의사(医者)は母音で終わるので、
-라고を使って의사라고 이야기해요になります。 - 뉴스에서 어제 비가 많이 왔다고 했어요.
ニュースで、昨日は雨がたくさん降ったと言っていました。
単語ごとの訳: ニュースで 昨日 雨 たくさん 降った 言った。
これは過去形です。오다 が 왔다 になり、伝える形は
왔다고 했어요になります。 - 선생님께서 다음 주에 시험을 볼 거라고 하셨어요.
先生が、来週テストをするとおっしゃっていました。
単語ごとの訳: 先生 来週 テスト 見る 言った(尊敬語)。
これは
-ㄹ 거라고を使った未来形です。시험을 볼 것이다が시험을 볼 거라고 하셨어요になります。
よくある間違い
動詞に形容詞の形を使ってしまうこと。
친구가 밥을 먹다고 했어요.친구가 밥을 먹는다고 했어요.現在形の動詞には
-ㄴ/는다고 하다を使わなければなりません。-다고 하다は形容詞のための形です。먹다 は子音で終わる動詞なので、먹는다고になります。質問を伝えるときに
-다고 하다を使ってしまうこと。친구가 어디 가다고 물어봤어요.친구가 어디 가냐고 물어봤어요.-다고 하다は普通の文を伝えるためだけのものです。質問を伝えるときは、質問を引用するパターンの -냐고 하다 を使わなければなりません。名詞の引用を間違えてしまうこと。
그는 학생다고 했어요.그는 학생이라고 했어요.「名詞 +
이다」を引用するときは、-(이)라고 하다を使わなければなりません。학생 は子音で終わるので、학생이라고になります。
つながり
先に学ぶこと
関連パターン
- -냐고 하다〜かどうか尋ねた、〜かと聞いた
これは質問を伝えるための、
レベル3-다고 하다と対になる文法です。-다고 하다が普通の文(〜と言っていた)を伝えるのに対し、-냐고 하다は質問(〜かと聞いた)を伝えます。 - -라고 하다〜だと言った、〜するように言った
これは命令(〜しろと言った)を伝えるときに使います。たとえば、「가라고 하다」は「行けと言った」という意味です。普通の文の中で名詞を引用する
レベル3-(이)라고 하다(メインの説明で紹介したもの)とは区別して覚えましょう。 - -자고〜しよう、〜しようと提案する
これは提案(〜しようと言った)を伝えるときに使います。普通の文、質問、命令のパターンと並んで、間接話法の重要な部分です。
レベル3 - -ㄴ/는/ㄹ 것 같다〜のようだ、〜みたいだ
これは話し手自身の推測や感覚(〜のようだ)を表します。他の人から聞いた情報を伝える
レベル3-다고 하다とは対照的です。一方は個人的な推測、もう一方は事実を伝えるためのものです。 - -다면서/라면서/다며〜だそうですね、〜だと言っていましたね
このパターンも聞いた情報に関連していますが、「〜だそうですね(本当ですか?)」と、聞いたことを確認するためによく使われます。単に伝えるだけの
レベル4-다고 하다とは少しニュアンスが異なります。