-거든
もし〜なら、〜たら(カジュアル)
-거든 は会話でよく使われる表現で、主に2つの使い方があります。「もし〜なら」「〜たら」という条件を表す使い方と、「〜だから」「〜なんだよね」と理由や背景を伝える使い方です。
しくみ
-거든 は主に話し言葉で使われる便利な語尾です。その意味は、文の中での位置や、後に続く文の種類によって大きく変わります。
1. 条件の使い方(もし〜なら/〜たら)
この使い方は2つの文をつなぎ、-거든 がつく最初の文が、次の文の条件になります。-(으)면 よりも強くて確実な条件を表します。
- 形: [動詞・形容詞の語幹] + -거든, [命令・提案・約束]
- ポイント: 後ろの文に、事実や習慣についての単なる平叙文が来ることはほとんどありません。必ず命令、提案、または話し手の意志を表す文になります。
- 例文:도착하거든 전화해.(着いたら電話して。) - これは命令です。
- 例文:바쁘지 않거든 좀 도와줘.(忙しくないならちょっと手伝って。) - これはお願いです。
2. 理由・背景の使い方(〜だから/〜なんだよね)
この使い方は文末にきて、直前に言ったことや起きていることの背景や理由を伝えます。言葉にされているかどうかにかかわらず、「なぜ?」という質問に答える時によく使われます。
- 形: [状況を説明する文]. [ -거든 で終わる文].
- ポイント: 話し手が聞き手に情報を教えてあげるようなニュアンスが加わります。とても会話的な表現です。
- 例文:A: 왜 이렇게 기분이 좋아 보여요?(なんでそんなに機嫌が良さそうなの?)
B: 오늘 월급날이거든.(今日、給料日なんだよね。)
時制と形:
- 最後の文字のパッチムの有無に関係なく、語幹に直接つきます:먹다 → 먹거든、가다 → 가거든、좋다 → 좋거든。
- 過去形のマーカー -았/었- と一緒に使うこともできます:숙제를 다 했거든 놀러 가.(宿題を全部終わらせたら遊びに行きなさい。)
- 이다 には 이거든/아니거든 の形でつきます。
例文 (5)
- 한국에 도착하거든 바로 전화해 주세요.
韓国に着いたら、すぐに電話してください。
単語ごとの訳: 韓国に 着いたら すぐに 電話して ください。
これは -거든 の条件の使い方を示しています。「韓国に到着する」という条件の後に、「電話してください」という命令やお願いが続いています。
- A: 왜 이렇게 서둘러요?
B: 곧 기차가 출발하거든.
A: なんでそんなに急いでるの? B: もうすぐ電車が出発するからだよ。
単語ごとの訳: A: なぜ こんなに 急ぐ? B: もうすぐ 電車が 出発するから。
これは理由や背景を伝える使い方です。Bは急いでいる理由を説明しています。-거든 という語尾には、「実は〜だから」「電車が出るんだよね」というニュアンスが含まれています。
- 그 책을 다 읽었거든 저 좀 빌려주세요.
その本を読み終わったら、私に少し貸してください。
単語ごとの訳: その 本 全部 読んだら 私に 少し 貸して ください。
この例文では、過去形のマーカー -었- と -거든 を一緒に使って、完了した行動を条件にしています。
- 시간이 괜찮거든 우리 저녁이나 같이 먹자.
時間が大丈夫なら、一緒に夕食でも食べましょう。
単語ごとの訳: 時間 大丈夫なら 私たち 夕食 とか 一緒に 食べよう。
ここでは、-거든 が形容詞(괜찮다)につき、その後に提案(-자)が続いています。
- A: 이 옷 정말 예쁘네요!
B: 어제 세일해서 샀거든.
A: この服、本当に可愛いね! B: 昨日セールで買ったんだよね。
単語ごとの訳: A: この 服 本当に 可愛い! B: 昨日 セールで 買ったから。
Bは、なぜこの新しくて可愛い服を持っているのかという背景情報を伝えています。状況を説明する、会話的な表現です。
よくある間違い
-(으)면 の代わりに、一般的な真理や事実に対して -거든 を使ってしまうこと。
물이 100도가 되거든 끓어요.물이 100도가 되면 끓어요.-거든 は特定の条件に使われ、通常は後に命令や提案が続きます。「水は100度で沸騰する」のような一般的・科学的な事実には、一般的な条件を表す -(으)면 を使わなければなりません。
条件の -거든 の後に、命令や提案ではなく、単なる説明の文を続けてしまうこと。
퇴근하거든 차가 많이 막혔어요.퇴근하니까 차가 많이 막혔어요.条件の -거든 は、命令、提案、または意志が続くことを前提としています(例:「퇴근하거든 전화해」-「仕事が終わったら電話して」)。単なる過去形の観察などを続けることはできません。理由や順序を述べる場合は、-(으)니까 や -고 の方が適切です。
つながり
先に学ぶこと
関連パターン
- -(으)니까だから、〜なので
どちらも理由を表すことができます。-(으)니까 は標準的な理由のつなぎ言葉です。-거든 の「理由」の使い方はより会話的で、聞き手が知らないかもしれない背景情報を伝えるために文末で使われます。
レベル3 - -잖아〜だよね、〜じゃないですか
どちらも情報を提供する会話的な文末表現です。-거든 は理由や新しい情報(「実は〜だから」)を伝えます。-잖아 は、話し手が「聞き手もすでに知っている」と思っている情報を確認します(「〜じゃないですか」)。
レベル3 - -자마자〜するとすぐに
条件の -거든 は「〜たら」という意味になりますが、-자마자 は特に「〜するとすぐに」という意味で、次の行動の即時性を強調します。「도착하거든」は「(いつか)到着したら」という意味ですが、「도착하자마자」は「到着したその瞬間に」という意味になります。
レベル4