-라도
せめて、〜でも
-라도 は、第一希望がないときに「次善の策」を選ぶために使われます。
しくみ
助詞の -(이)라도 は名詞につき、次善の選択肢を選んだり、理想的ではないけれど「ないよりはマシ」なもので妥協したりする意味を持ちます。柔軟な姿勢を示したり、提案したりするときによく使われます。
-(이)라도 の主な使い方:
1. 次善の選択肢
これが一番よく使われる方法です。第一希望(A)がないときに、次に良いもの(B)を選びます。
- 커피가 없네요. 그럼 녹차라도 주세요.(コーヒーがないですね。それなら、せめて緑茶でもください。)
- 버스를 놓쳤어요. 지하철이라도 타야겠어요.(バスに乗り遅れました。地下鉄にでも乗らないと。)
2. 疑問詞(누구、뭐、어디、언제)と一緒に使う
疑問詞と組み合わせると、「〜でも」という意味になります。どの選択肢でも構わないことを表します。
- 누구라도 괜찮아요.(誰でも大丈夫です。)
- 뭐라도 마실 것 좀 주세요.(何でもいいので、飲み物をください。)
- 주말에는 어디라도 가고 싶어요.(週末はどこへでも行きたいです。)
3. 提案する
他に予定がないときに、何かを軽く提案するのにも使えます。
- 할 일이 없으면 우리 영화라도 볼까요?(やることがないなら、映画でも見ましょうか?)
- 이야기라도 좀 해요. 너무 조용하잖아요.(少しお話でもしましょう。静かすぎますよ。)
使い方:
形は -(이)라도 です。子音で終わる名詞(パッチムあり)には -이라도 を、母音で終わる名詞(パッチムなし)には -라도 をつけます。
- 子音で終わる名詞 + 이라도
책 → 책이라도
물 → 물이라도 - 母音で終わる名詞 + 라도
주스 → 주스라도
영화 → 영화라도
例文 (5)
- 주스가 없으면 물이라도 마실게요.
ジュースがないなら、せめて水でも飲みます。
単語ごとの訳: ジュース ないなら、水 せめて 飲む。
- 너무 배고파서 뭐라도 먹어야겠어요.
とてもお腹が空いたので、何でもいいから食べなきゃ。
単語ごとの訳: とても お腹空いた だから、何か せめて 食べなきゃ。
뭐(何)のような疑問詞と一緒に使うと、-라도 は「何でも」という意味になります。
- 심심한데 책이라도 읽을까요?
退屈だから、本でも読みましょうか?
単語ごとの訳: 退屈 だけど、本 せめて 読もうか?
- 파티에 못 오면 전화라도 해 주세요.
パーティーに来られないなら、せめて電話だけでもしてね。
単語ごとの訳: パーティーに 来られない なら、電話 せめて して。
ここでは、-라도 が名詞の「전화(電話)」についていて、パーティーに来る代わりの妥協案として提案しています。
- 어디라도 좋으니까 여행 가고 싶어요.
どこでもいいから、とにかく旅行に行きたいです。
単語ごとの訳: どこでも せめて いい だから、旅行 行きたい。
よくある間違い
「〜も」や「さらに」と言いたいときに -라도 を使ってしまうこと。
저는 사과를 좋아해요. 그리고 배라도 좋아해요.저는 사과를 좋아해요. 그리고 배도 좋아해요.-라도 は次善の策や代わりの選択肢を表します。単に別のものを追加したいときは、-도(〜も)を使いましょう。
一番の希望や最高の選択肢に -라도 を使ってしまうこと。
제일 좋아하는 음식이 뭐예요? — 저는 피자라도 제일 좋아해요.제일 좋아하는 음식이 뭐예요? — 저는 피자를 제일 좋아해요.-라도 は、希望する選択肢がないときの代わりのものに使われます。一番好きなものを言うときは、助詞をつけないか、目的語を表す 을/를 を使います。
つながり
先に学ぶこと
関連パターン
- -나 (선택)〜か、〜も(数が多い)
提案するとき、-라도 と -나 は似ていることがあります(例:영화라도 볼까? と 영화나 볼까?)。しかし、-라도 は「他にいいことがないから」というニュアンスを含むことが多く、-나 は「〜でも(どう?)」と軽く提案する感じになります。
レベル3 - -든지何/誰/どうであっても
どちらも疑問詞と一緒に使えます(例:누구라도、누구든지)。-든지 は例外なくどの選択肢でも全く問題ないことを強く強調しますが、-라도 は「せめて誰でもいいから」というニュアンスが少し残ることがあります。
レベル3 - -밖에〜しか、〜以外
-라도 は、ベストではなくても選べる選択肢を提示します。対照的に、-밖에 は否定形の動詞と一緒に使って「〜しか(ない)」という意味になり、他に選択肢がないことを強調します(例:물밖에 없어요 - 水しかありません)。
レベル3