台湾華語を最短で身につける勉強法は、勉強時間の大部分を、ほとんど理解できる
台湾華語に使うことです。このような
台湾華語を「コンプリヘンシブル・インプット」と呼びます(くわしい解説)。読むものと聞くものは上達に合わせて変わるので、この記事ではレベルごとにすることと、1時間の勉強の分け方を紹介します。
レベルごとに、何をすればいいですか?
自分に近いレベルを探してください。バーは、1時間の勉強の分け方を表しています。このサイトの注音コースとレッスンは無料で、説明と訳は英語です。Bubblegumのアプリなら、注音コースも、レッスンの訳とノートも日本語で使えます。
- はじめの一歩
注音はまだ読めません
注音を覚える 20 分. 聞く 40 分.
注音は、中国語の音を37個の記号で書き、声調を小さな記号で表します。記号を覚えるあいだも、やさしい台湾華語を聞いて、声調の上がり下がりに耳を慣らしましょう。
- レベル1
始めたばかりで、まだほとんど読めません
読む・聞く 35 分. 復習 15 分. 話す 10 分.
すべての漢字に注音がつき、台湾の音声と訳もある短い場面を読みましょう。一つの場面を2回聞き、一行を声に出してから、保存した単語を見直します。
- レベル2
基本的な漢字と簡単な文は読めます
読む・聞く 40 分. 復習 10 分. 話す 10 分.
飲み物やおやつについての会話を、訳を隠して読みましょう。調べるのは、先に進めなくなった言葉だけです。保存した単語は、短い文の中で見直します。
- レベル3
馴染みのある話題の会話はついていける
読む・聞く 40 分. 復習 5 分. 話す 15 分.
覚えた字の注音は消して読みましょう。台湾出身の人が暮らしについて話すポッドキャストを聞き、聞いた話を先生や友達に台湾華語で伝えます。
- レベル4
大体わかるけどニュアンスは時々逃す
読む・見る 45 分. 復習 5 分. 話す 10 分.
台湾の子ども新聞で、興味のある記事を最後まで読みましょう。人の名前や新しい言葉は、台湾の読み方を出せる辞書で確かめます。
- レベル5
難しい内容も読めるが珍しい語で詰まる
読む・見る 50 分. 話す 10 分.
台湾の公共放送のニュースを、記事と動画の両方で追いましょう。新しい言葉は、段落から意味を考えてから調べます。読んだニュースを、数分で話してまとめます。
- レベル6
ほぼネイティブ並みに読める
読む・見る 50 分. 話す 10 分.
台湾の小説、エッセイ、新聞の論説を読み、その中身について友達と楽しく話しましょう。
この分け方は目安です。レッスンが軽く感じ始めたら一つ上のレベルへ進み、3行目までに話を見失うようなら一つ下に戻りましょう。
台湾で使える簡単中国語は日本語で解説するポッドキャストで、シドニーの台湾華語ラジオのYouTube版には日本語字幕があります。五分鐘台灣華語は日本人の学習者向けに
台湾華語で話す番組です。國語日報と公視新聞網は中国語だけで、PlecoのCross-Straits辞書の説明は英語です。Bubblegumでは、文法の説明やPoppyの答えも日本語で、英語で表示されるのは一部の単語の意味だけです。今の状況は台湾華語と日本語の組み合わせのページで確認できます。
台湾華語を身につけるには、どのくらいかかりますか?
国立台湾師範大学の国語教学センター(MTC)は、台湾最大の中国語語学センターです。ここのレギュラークラスは、1学季が3か月で、毎週15時間の授業があります。15時間のうち10時間は固定の授業で、残りの5時間はマルチタスクトレーニングの授業です。毎学季の1〜2週目には発音クラスと漢字クラスもあり、声調や書き順を教わります。
台湾の華語文能力測驗(TOCFL)は、案内パンフレットに、レベルごとの学習時間の目安を載せています。中国語が話されていない国で学ぶ場合、レベル2(CEFRのA2)は授業480〜720時間、レベル4(B2)は960〜1,920時間です。台湾のように中国語が話されている地域で学ぶ場合、目安はおよそ半分になり、レベル2は240〜360時間です。パンフレットは英語です。
米国国務省の外交官養成機関(FSI)は、中国語をいちばん難しいグループに入れていて、仕事で使えるレベルまでを授業約2,200時間(88週間)としています。ただ、これは英語を母語とする研修生についての数字で、台湾華語だけの数字もありません。漢字を知っている日本語の話し手は、字を読むところで有利なことが多いでしょう。
日本で学ぶ場合のTOCFLの目安の下限(レベル2は480時間、レベル4は960時間)を、1週間の勉強時間で割ると、その時間数に届くまでの期間は次のとおりです。
| 1週間の勉強時間 | レベル2(480時間) | レベル4(960時間) |
|---|---|---|
| 3時間半 | 約2年8か月 | 約5年3か月 |
| 7時間 | 約1年4か月 | 約2年8か月 |
| 14時間 | 約8か月 | 約1年4か月 |
| 28時間 | 約4か月 | 約8か月 |
この表は勉強の量を表す計算で、そのレベルに届くことを約束するものではありません。TOCFLの目安は授業の時間なので、同じ時間を自分で勉強しても、同じ結果になるとは限りません。週14時間は、MTCのレギュラークラスの週15時間に近い量です。
台湾華語の上達を遅くするものは何ですか?
- 声調をあとまわしにする声調が違うと、同じ音でも別の言葉になります。新しい言葉は、出会ったときに音声で声調ごとまねしましょう。
- 漢字を音読みで済ませる日本語の音読みで読むと、意味はわかっても、
台湾華語の音は身につきません。知らない字は、注音と音声で読み方を確かめましょう。
- TOCFLの単語リストだけで覚えるTOCFLの単語リストやよく使う500語のリストでは、訳は覚えられても、使い方や速い会話での聞こえ方はわかりません。わかる文の中で出会い、その文ごと見直しましょう。
どんな勉強法を組み合わせるかは台湾華語のおすすめ勉強法で、始めやすい進め方は台湾華語のいちばん簡単な勉強法で紹介しています。
よくある質問
初心者には、どの台湾華語アプリがいいですか?
台湾華語の講座、台湾の読み方が出る辞書、話す練習のアプリは、台湾華語を学べるアプリの比較で紹介しています。
3か月で台湾華語は身につきますか?
3か月あれば、注音を覚えて、夜市での注文や自己紹介のような短い会話を練習できます。週14時間なら、3か月(13週)で約180時間です。日本で学ぶ場合のTOCFLレベル1(A1)の目安、240〜480時間には、まだ届きません。上達は、できるようになったことで確かめましょう。
台湾華語は1週間にどのくらい勉強すればいいですか?
理解できる台湾華語を1週間に3〜5時間、1回15〜30分以上のまとまった時間で読んで聞きましょう。長めの時間をとると話に入り込みやすくなります。連続記録を気にするより、自分の1週間に合う日と時間を選んで続けましょう。
日本語を話す人にとって、台湾華語は難しいですか?
発音と声調は一から覚えるので時間がかかりますが、繁体字には日本語と同じ字や似た字が多く、読むことは始めやすい言語です。FSIの2,200時間は英語を母語とする人についての数字なので、日本語の話し手にそのまま当てはまるわけではありません。
Bubblegumは無料ですか?
はい。レッスンライブラリーは、だれでも無料で読めます。だれもが学べるようにしたいと考えているからです。ライブラリーには、ほかの学習者がPoppyに頼んだレッスンが集まっています。新しい自分用のレッスンを作るには実際にお金がかかりますが、最初の1つは無料です。Bubblegum Proなら、自分用のレッスンを制限なく頼めます。
出典
- 台湾 教育部:國語注音符號手冊(注音の手引き。中国語)
- 国立台湾師範大学 国語教学センター(MTC):学季クラス(レギュラークラスは週15時間=固定授業10時間とマルチタスクトレーニング5時間、1学季3か月、毎学季1〜2週目に発音クラス。日本語のページ)
- 国立台湾師範大学 国語教学センター(MTC):国語センターの紹介(台湾最大の中国語語学センター。日本語のページ)
- TOCFL(華語文能力測驗)案内パンフレット:レベルごとの学習時間の目安(英語)
- 米国国務省:Foreign Language Training(FSIの言語グループと授業時間。英語)
- FM NORTH WAVE「美麗!台湾」:台湾で使える簡単中国語(ポッドキャスト。日本語の解説)
- 五分鐘台灣華語(日本人の中国語学習者のためのポッドキャスト。初級〜中級)
- シドニーの台湾華語ラジオ(ポッドキャスト。YouTube版は日本語字幕つき)
- 國語日報(中国語)
- 公視新聞網(中国語)
- Pleco forums:Cross-Straits辞書で台湾の読み方を表示する方法(英語)
- Bubblegum:台湾華語と日本語の組み合わせの対応状況